持続可能な鶉飼育の基本原則
北海道阿寒郡の豊かな自然環境を活かした、ヒシヌマファームの持続可能な鶉飼育技術をご紹介します。
自然環境と調和した飼育施設
ヒシヌマファームでは、北海道阿寒郡の清浄な空気と豊かな自然環境を最大限に活かした飼育施設を設計しています。鶉の生態に合わせた飼育サイクルの管理を徹底し、ストレスを最小限に抑える環境づくりに取り組んでいます。
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自然光を取り入れた明るい飼育舎で、鶉の自然な生活リズムを尊重
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最新技術による温度・湿度の自動管理システムを導入し、鶉に最適な環境を常時維持
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効率的な換気システムにより、常に新鮮な空気を供給し、アンモニア濃度を低レベルに保持
有機飼料と栄養管理
鶉の健康と生産性を両立させるため、厳選された有機原料を使用した独自配合の飼料を使用しています。化学添加物を極力排除し、鶉本来の健康的な成長を促進する栄養バランスを追求しています。
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北海道産の有機穀物を中心とした、安全性の高い飼料原料を使用
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清浄な湧水を使用した給水システムで、常に新鮮な水を供給
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鶉の成長段階に合わせた栄養バランスの調整と、適切な給餌量の管理
資源循環型の飼育システム
環境負荷を最小限に抑えるため、資源の有効活用と廃棄物の削減・再利用に積極的に取り組んでいます。持続可能な農業実践を通じて、次世代に残せる循環型の鶉飼育を目指しています。
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鶉の排泄物を有機肥料として加工し、自社の飼料用作物栽培に活用
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太陽光発電システムの導入により、飼育施設のエネルギー消費を削減
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雨水の収集・浄化システムを活用し、施設の洗浄や植物への灌水に再利用
動物福祉への配慮
鶉のストレスを最小限に抑え、自然な行動を促進する環境づくりを重視しています。健康で快適な生活環境が、高品質な鶉卵と鶉肉の生産につながると確信しています。
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適切な飼育密度の維持により、鶉のストレスを軽減し、自然な行動を促進
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定期的な健康チェックと予防医療の実施による、疾病の早期発見と対応
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鶉の生体リズムに合わせた照明管理で、自然な休息と活動のサイクルを維持
品種改良と繁殖管理技術
ヒシヌマファームでは、卵の品質と肉質の両方に優れた独自の鶉系統を確立するため、伝統的な育種技術と現代的な繁殖管理を組み合わせています。
優良系統の選抜と維持
当農場では、卵の大きさ、殻の強度、肉質の柔らかさなど、複数の形質に基づいて優良な親鳥を厳選しています。遺伝的多様性を維持しながら、世代を超えて安定した品質を実現するための選抜基準を確立しています。
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卵重、殻質、産卵率などの定量的データに基づく科学的選抜
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近交弱勢を防ぐための血統管理と計画的な交配プログラム
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優良形質を持つ個体の特定と保存のための個体識別システム
孵化管理と初期成長
高い孵化率と健康な雛の育成は、品質の高い鶉製品の基盤です。最新の孵卵器技術と厳格な温湿度管理により、安定した孵化成績を実現しています。また、雛の初期成長段階での適切な栄養と環境管理に特に注力しています。
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デジタル制御による精密な温度・湿度管理システムを備えた最新の孵卵設備
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孵化後24時間以内の適切な初期給餌と水分補給プログラム
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雛の免疫力強化のための特別配合の初期飼料と環境管理
繁殖サイクルの最適化
鶉の自然な生体リズムを尊重しながら、生産効率を高めるための繁殖サイクル管理を行っています。光周期の調整や栄養管理により、年間を通じて安定した産卵率と繁殖成績を維持しています。
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LED照明による精密な光周期制御で自然な繁殖サイクルを促進
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繁殖期に合わせた特別な栄養プログラムによる産卵率の向上
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ストレスを最小限に抑えるための適切な雌雄比率と群れ構成の管理
疾病予防と健康管理
予防を重視した健康管理システムにより、抗生物質の使用を最小限に抑えながら、鶉の健康を維持しています。厳格なバイオセキュリティ対策と定期的な健康モニタリングにより、疾病リスクを低減しています。
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全施設への入退場時の消毒と防護服着用などの厳格なバイオセキュリティ対策
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定期的な健康検査と早期発見のための日常的な観察システム
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プロバイオティクスを活用した自然な免疫力強化プログラム
当農場の品種改良の成果
長年にわたる品種改良と繁殖管理技術の向上により、以下のような特徴を持つヒシヌマファーム独自の鶉系統を確立しています:
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一般的な鶉卵より約15%大きく、殻強度が高い高品質卵
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年間を通じて安定した産卵率(平均280〜300個/羽/年)
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病気への抵抗力が強く、自然環境での適応能力が高い
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肉質が柔らかく、風味豊かな肉用系統の確立
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飼料効率が良く、環境負荷の少ない資源効率の高い系統
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温和な気質で、群れでのストレスが少ない社会性の高い特性